小学生勝負師

投稿者: マロン歯科クリニック院長 投稿日:

一年半程前から何人かの小学生に対局しながら、将棋を教える機会に恵まれるようになりました。遊びからはじまり趣味から将棋道?のように、今までの人生の中で自分の中での将棋の位置づけも変化してきたように思います。

3日前の日曜日に一人の女子学童から初めて「対局お願いします」とはっきりした口調で対戦を申し込まれました。

私は何も喋れなかった女の子が、将棋を通して成長したんだなと少し感傷に浸る気分でした。

ところが、1ヶ月前にくらべその子が人が変わったように強くなっているのがわかりました。私の考えは甘かったです。他の指導者に鍛えられ自信をつけた上で、その子は私を倒しに来たんだ!!??と気づきました。

勝負には勝ちましたが、僅差でもう力の差があまり感じられませんでした。もう1人の男子学童にも対局を申し込まれ、これもまた強敵でした。

いずれ近いうちに彼等は私を抜かすかもしれません。私に何が教えられるのか?ふと疑問が浮かびました。

きっと将棋に対する姿勢、将棋というある意味抽象的なものにどう向き合い、ふるまうのか、また彼等が大人になり小学生に教える立場になった時、どう振る舞うべきか?そんなことのinspirationが少しでも提供出来ればよしとしたいです。

もちろん彼等の中からプロを目指し、プロ棋士になれる逸材が生まれることを願っております。

城南町、末広町のひとも日立市川尻町の歯医者、マロン歯科クリニック院長

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